豆まきとなまはげ

豆まきとなまはげ

私には、4歳になる姪っ子がいます。この姪っ子、どこで教わってきたのか知りませんが、サンタクロース同様になまはげの存在を信じているのです。秋田出身でもなく、何かのイベントで遭遇した訳でもないのですが、この世で一番怖い物がなまはげになっているようです。お母さんに当たる私の妹は、このなまはげを利用して、姪っ子を日頃から躾けており、悪さを働く度になまはげがやってくるからね、と言います。すると見る見るうち姪っ子の顔が青ざめていき、最後には泣きながら御免なさいと謝ります。
そんな姪っ子たちが、2月3日に豆まきのため実家にやってきました。もちろん近所のお寺の豆まき大会に参加するのですが、姪っ子の楽しみは違っていました。歳の数だけお豆が食べれることと、日頃の恨みを晴らすべく、今日はなまはげをやっつけると勇んでまいりました。どうやら鬼は外の鬼は、なまはげだと思っているようです。あの形相は子供にとっては同じですから致し方ありません。そして、誰からか聞いたのでしょう、節分には「鬼は外」といって豆を投げると鬼は逃げていくのだと。
お寺から帰ってくると、もう手には豆を準備していました。折角なので私が鬼、いや、なまはげ役を買って出て、鬼のお面を被った状態で押し入れに隠れ、合図とともに押し入れから飛び出しました。
さぁ、姪っ子から豆を投げられて逃げ去ってあげようと思っていたら、姪っ子は大声で泣き出し始め、ママに向ってごめんなさいと言いながら抱きついていました。いざなまはげを目の前にしてしまうと、恐怖で豆を投げ付けることさえも出来なかったようです。
妹は、これでまだ当面は、なまはげでお説教ができるとほくそ笑んでおりました。